50代で起業した、リアル起業奮闘記、今回は11回目です。
会社ができても活動するには、いくつか準備が必要になります。
ということでいろいろな準備をすすめてきました。
メール、電話、ホームページ、名刺、SNSときて、準備シリーズの最後の大詰め法人口座です。
銀行口座は簡単につくれるんでしょうか?
興味のある方はお付き合いください。
時代が時代で、シニア企業、50代で起業するかたも増えてきていると思います。
サラリーマンを辞めて起業を考えている方に、現在進行形の話を書いています。
■50代起業家法人口座を開設するまで
仕事を始める前に準備が必要なことがいくつかあって、順番に検討してきました。
以下が、活動に合わせてそろえるものです。
既にお持ちだとか企業の状況により変わりますが、自分は順番にそろえてきました。
1)メール
2)電話(必要ならFAXも追加)
3)ホームページ(URL)
5)名刺
6)SNS
7)法人口座
今回は、準備編最後の項目になる「法人口座の開設」になります。
法人口座開設前に、個人の銀行口座とクレジットカードを申し込み
法人口座の前に、実は退職直前に新たに銀行口座を開設して、キャッシュカードを作っておきました。
キャッシュカードは数枚もっていたのですが、起業設立の書籍を読むと、キャッシュカードは作っておいた方がよいと書いてあったからです。
経営者になると、信頼いただけるまで数年間はキャッシュカードをつくれなくなる、加えて資金繰りに困ったらキャッシュカードは役に立つとのこと。
現時点では資金繰りの方にはまだ直面していないので、そんなものかという感覚ではありましたが、確かに口座を作るのもハードルがあがりそうだし、キャッシュカード作成になると厳しそう。
ということで、銀行口座開設に三重県の近所の銀行に足を運びました。
新たな口座をつくったのは、資本金を振り込むのと、会社設立しても個人でキャッシュカードで立替で購入するときに必要だと考えました。
その時に、他の個人持ちの口座と会社の口座とはしっかり分けて管理しようと考えました。そのための新規口座とキャッシュカードです。
銀行に行って口座を開設したいと話すと、かなり歓迎されました。
「最近、新規口座作ってくれる人も減ってるんですよ、実際つくるのも厳しくなってはいるんですけどね」
とのこと。
申込書の記載欄には、当時(まだ退職前)の会社名、その会社への勤務年数、年収、利用用途やらを記載します。
それまで全く利用のなかった銀行でしたが、銀行口座はすぐにつくってくれました。
前回口座を作成したときは、キャッシュカードは自宅におくってきましたが、今回はその場で作ってくれました。
自宅確認のために送ってくるものだとばかり思ってたので意外でしたが、最近はサービスレベルがあがったのか、それともクレジットカードと同時の申し込みだったからなのか、理由はわかりません。
銀行口座とあわせて、クレジットカードも申込書を書きます。
退職する旨を書く必要はないので、現状のことだけを書きました。
こちらも口座開設と同じようなことを書きました。審査が1週間から2週間といわれて、実はちょっとあせりました。
退職日が8日後です。
実際には、退職日前にはちゃんと届いてきたので、審査そのものは数日で通過したようです。
以前の会社に感謝ですね。
その銀行に資本金を振り込み、会社を新設したという流れになります。
サラリーマンは退職前に必要に応じて口座開設、キャッシュカードはつくりましょう。退職、転職すると審査が厳しくなります。
法人の取引銀行どこにしよう
さて、法人取引先銀行は、会社の近所がいいといわれます。
実際に必要に応じて何度も足を張コム必要があるから、そうなのでしょうけど、今ならいろいろネット銀行もあるなぁと思って、念のため税理士先生に相談したら、国税庁のダイレクト納付がつかえないので他の銀行の方がいいですとのことでした。
最近のネット関係の銀行は現在どこも登録されていないです。
登録されている銀行の一覧は、国税庁のホームページにのってます。
ダイレクト納付が可能な銀行一覧(https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/nofu_ginko.htm)
なるほどと思い、税理士先生に聞いてみました。
「AAA銀行にしたいのですが」
「すでに口座を持っていて、その銀行に残高が1億あるなら開設してくれますよ」
笑いながら言います。
「BBB銀行のCCC支店であれば、開設できますよ」
税理士先生、いくつもの会社の顧問をしていて、そこの銀行とは懇意にしているようで、口座開設してもらえるとのこと。
会社の近くではない(電車で3駅)でしたが、そこまで近所って厳しくはないんだなと思いながらお願いしようとしていたのが3月末。
コロナで事情がかわります
その後、予定の仕事がなくなったこともあり、三重県に戻り自宅作業をしばらく続けることにしました。
緊急事態宣言もでて、不要不急の外出はダメだけど、銀行口座開設は必要だよなぁ。
とはいえ、税理士先生のところもテレワーク中心の活動にしてるし、そのためにわざわざ東京に行ったり、先生の事務所のご担当の方に一緒に行っていただくのも申し訳ない(その人が一緒にいかないと作ってくれないらしい)。
ということで、ダメもとで自宅の近所の銀行をまわってみました。
先輩の経営者から都市銀は1か月以上審査にかかった、と聞いていたので、小さいところから。
1銀行目、ダメ、これは自分も悪い、完全地方で東京にない。
2銀行目、本支店としての営業範囲がきまっています、ということでダメ。
この銀行は、資本金を振り込んだ銀行で、事情を説明しても決まりですからとダメでした。
3銀行目、普段から使っていた銀行。
審査あるとのことでしたが、コロナの事情も正直に説明し、今後、他の銀行との取引になるかもしれないことを説明しても受け付けてくれました。
法人口座の開設
受付にあたり、一通りの書類を提出します。
・登記事項証明書(登記簿謄本)
・定款
・会社の印鑑証明書
・印鑑(代表印、銀行印)
・身分証明書(免許書のコピー)
実際に業務を実施していることが、どこの銀行でも、審査に通る条件のようなので、事業計画(正直かわってしまっている)を用意して説明しました。
実態はこうならないので、ということも正直に話します。
審査の申し込みに記載するものに、会社住所、メールアドレス、電話、ホームページ。
どうやら、ホームページも実態をみるには重要な審査項目のようでした。
「審査っていつ頃になりますか?」
「一週間以内には終わります、急ぎますか?」
「無理しなくて結構ですが、早い方が助かります」
丁寧にお願いしてその日は歩いて3分の自宅に帰宅。
翌日には電話がかかってきました「口座開設できますので、会社の印鑑をもってお越しください」
すばやい対応感謝します。翌日銀行に行って無事に法人口座が開設できました。
最後に会社のお金は、他行からこちらの法人口座に移し替えて作業完了。
まとめ
・ネット銀行は振込手数料などが安いので、ネットショップ等では便利かもしれませんが、
ダイレクト納税は現在できないので、注意が必要。
・口座開設は、普段から利用している銀行なら、おそらく可能なようです。
ただし、業務の実態があることが条件ですね。
そのために、オフィス、電話、メールアドレス、ホームページ、事業計画書等は準備しておいた方がよさそうです。
電話とメアドは、個人用とはできれば別で、オフィスは契約書の提出が必要な銀行もあるようです。
東京での法人口座開設じゃなかったために、3銀行まわるなど多少面倒でした。
税理士と顧問契約をするのであれば、相談したほうがスムーズにいくと思います。
今回はここまでにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、自分なりに気が向くままに、続編は続けていこうと思います。