50代で起業した、起業奮闘記、今回は4回目になりました。
今回は、新型コロナで予定していた仕事がなくなり、今思うことについて書きます。
興味のある方はお付き合いください。
時代が時代で、シニア企業、50代で起業するかたも増えてきていると思います。
サラリーマンを辞めて起業を考えている方に、参考になるようにという気持ちも込めて、現在進行形の話を書いています。
新型コロナで仕事がなくなって思うこと
3月のXデー、起業直後、新型コロナの影響で見込んでいた案件が全てなくなりました。
その日は、三重県の自宅から東京に行っていて、本格始動に向けてレンタルオフィスの鍵をもらったり、住む家を探したり朝から忙しく動き回っていました。
◇東京で住む家を探す。
ゆっくり起業を考えていたのを、数カ月は早めて3月にしたのは、「信用」がなくなると家も借りれなくなる、というのが最大の理由でした。
このあたりは、第1回目(50代起業家SOS物語(1)【サラリーマンを辞めて失ったもの】)で書いています。
会社はできたので、住居も借りれるのかと思い、レンタルオフィスの窓口をやってくださっている方に相談したら、なんとかしましょうといろいろと助けてくださいました。
レンタルオフィスのご担当者なので、不動産関係者です。
関係者専用サイトがあるらしく、そこで検索しながら、一緒に探してくれます。
サイトとしては一般公開されているSUUMOとかYahoo!不動産とかと変わりませんが、業者専用らしです。
サイトを一緒に見ていたのですが、
(この家いいかな)と思っていると
「あ、これいいんじゃないんですか?」とすぐに反応してくれます。
あれ、今、声出してないよな?と驚いてしまいました。
「これいいなぁと思っていたんですよ」と言うと、
「まぁ、誰が見てもいいと思うものはいいものですから」とはその方の弁ですが、確かにそういう物件は、結局自分より先に予約している人がいて、ダメみたいでした。
とはいえ、やはりこちらの考えていることを先読みして対応いただけるのは素晴らしく、その道で独立して10年以上ひとりでやってきたということを言っていたので、やはりお客様のことを考えて対応するは上手で助かります。
実際、いろいろ探して、これはいいと思える賃貸アパート・マンションを見つけるのには1時間以上かかりましたが、さすがプロです、最後にはちゃんと見つけてくれました。
その日のうちに内見(家の見学)。
一緒に行きましたが、エアコン、洗濯機置き場、壊れているところはないか等ちゃんと見るべきところを見て教えてくれました。
1人でいったら漫然と、きれいだからまぁいいかとか、広いとか狭いとか、適当にみて決めてしまいそうでしたが、当然なのかもしれないけれど、専門家は違います。
違う分野で働いている人と一緒にいると、学ぶことが多いですね。
一通り見て問題はなさそうなので、申し込みの手続きをしました。
(会社名を書くところもあるけど、今回はちゃんと書ける)
保証人には弟になってもらいます、以前弟が借りていたときは僕が保証人をしていたし、こういうとき兄弟がいると助かります。
レンタルオフィスの方から、
「信用保証会社から連絡がはいりますので、ご対応お願いします」
というLINEがはいったので、待ち構えていると連絡がありました。
申込書に書いた年収とか氏名、電話番号、利用目的などをきかれただけです。
弟の方にも連絡がはいったようで、普通に答えてくれたようで、その日のうちに「保証会社通りました、早かったです」と連絡がありました。
無職じゃないと、ちゃんと申請できたのは大きいです。
実際のところ保証会社を通ったのは、サラリーマンをしている弟のおかげかもしれないとは、思いましたが。
◇人間万事塞翁が馬(にんげんばんじ、さいおうがうま)
実のところこのタイミングでは、僕は4月以降の仕事がまだまだあると思っています。
それから数時間後、メールと打ち合わせで、予定していたすべての案件が、目途の立たない延期になりました。
その時の話は、第3回で書いています(50代起業家SOS物語(3)【コロナショック】)
そう、喜んだ矢先のどん底です。
まあ、「人間万事塞翁が馬」って言うから、仕方がないと思えるようになるのに、多少時間はかかりました。
先ほど思い出しましたが、10年くらい前に誰かに聞きました。
「人生って何年生きる?」
「80年ですかね」
「1日って何時間?
「24時間」
「だよね、では80年は何時間?」
うーん、計算してみます。うるう年の計算はいらないよな。
24×365×80=700,800
「70万800です」
「そう、その数が人生をあらわしているんだよ」
「???」
それにしても700,800が人生を表すってどういうことだろう?
「書き直してみるね」とその人が言います。
七〇〇 八〇〇
いや、漢字にしただけでしょ・・・まてよ!
「七転び 八起き!」
「はい、正解!」
〇(ゼロ)に文字をあてはめるのか。
今は人生90年といいそうだから、この話題がつかえなくなりつつありますが、面白いなぁと思って、聞いた直後は何人かにクイズにしてました。
正解率は半分くらいですかね。
ただ、「七転八倒(しちてんばっとう)!」
と言われた時には、笑えました。
確かにひらがななら当てはまるけど、どんだけ苦しい人生おくるんだ、と。
やはり、塞翁が馬と考えて、今は新型コロナで大変ですが、転んでも起き上がりたいものです。
◇人生は大変?
僕は、「人生はその人に解決できる問題しかおきない」と思っています。
よくよく考えてみれば、今現在の自分には例えば、100億の借金を抱えることは、残念ながら誰も貸してくれないし、起きないわけです。
でも世の中には、100億どころかもっとおおきな借金をまわしながら経営している人も大勢います。
その人には100億に見合うだけの力があるわけです。
今の僕には単純にそれが無いだけ。
そう考えると、問題だ、大変なことが起きたと言っても、実際には少し頑張れば何とかなるというレベルでしかないはずです。
でも、新型コロナはあるいみ天災のようなもので仕方がない、世の中それで苦労しているんだ、という話にもなると思います。
それでも僕は、その人に解決できない問題は起きないって信じてします。
たぶん、新型コロナで終わってしまうんだったら、別に新型コロナが起きなくても例えば、第2次リーマンショックとかがいつか起きたかもしれない訳で、僕は起業した瞬間にコロナ問題にみまわれましたが、逆に誰も雇わない状態で起きてくれてよかったのかもと、ちょっとホッとしています。
これも受け売りなのですが、
「大変」って「大きく変われる」ってこと。
これを自分の成長の糧(かて)にしていけたら、それでいい。
1年間、役員報酬をゼロにしてまずは会社存続させようと決断しました。
10年くらい前から座右の銘は、「今を生きる」にしています。
今やれることをやれるだけ、やってみようと思っています。
今回はここまでにします。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
なるほどと思ってくれる方、何言ってるんだこいつはと思う方いろいろいらっしゃるかと思いますが、自分なりに気が向くままに、続編は続けていこうと思います。
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