人工知能 仕事 起業物語

会社の進むべき方向を考える【シンプルワンソフトはどこに向かう】

2022年8月17日

今回は、何を考えて自分の会社の方向を決めているのかについて、その実態を正直に明かしてみようと考えています。

 

会社をどこに向かわせるか

シンプルワンソフトの進む道

学生の頃に出会ったプログラミングにわくわくして、ソフトウェアの力で世の中の発展に寄与したいという思いで、会社を経営しています。そのために会社名にもあえて、「ソフト」という文字を入れています

そうした中、会社として今後も継続して力をつけて、業界の中でも将来のある方向ということで自分がいつも考えているのは、個々の人、社員には「それぞれが誇れる武器をもってほしい」ということです。
今のテクノロジーで塗り替えられない、個性あふれる武器をもった人であれば、将来に消えることのない道が開けていると確信しているからです。

そういう意味もあり、現在は下記を主軸にそえるべく事業展開を考えています。

  • システム企画
  • マネジメント(プロジェクトマネジメント)
  • デザインまで一貫したシステム開発
  • 教育・講師

そう考えるに至った理由についてが、今日の本題になります。

技術革新と時代の変化

 

技術革新も進み、世の中は急激に変化してきている現在。

スマートフォンが当たり前になって、SNSも流行して、コミュニケーション手段が大きく変化しています。

コロナが流行りだしてからは、仕事をする場所も選ばなくなってきて、在宅勤務が普通になりました。

ひとつ前の技術が次のテクノロジーの進歩に連鎖して、次々と新たな技術が生み出されています。

これを 収穫加速の法則といいますが、こんな時代だからこそ、次のことを考えておかないと時代に取り残されてしまいます。

同級生の友達が、高校卒業後に資格をとって機械設計の道に進みました、製図版の上でいかに正確に紙の図面をひくかがで、頑張っていたのを思い出しますが、いまやCADがそのスキルの多くの部分を補填してくれており、今やその友達も別の職についています。

僕がまだ20代だったとき、最初に働きだした職場の隣の棟で、タイピストの女性達が働いていました。
昼になるとその棟から出てくる女性たちがまぶしかったものですが、それも何年か後にはなくなったとききました。

10年後にはなくなる仕事については、オックスフォード大学の研究もありときどき話題にあがります。

IT業界に就職すれば、大丈夫という話ではないと考えています。

どのような業務がなくなっていくのか、それを考えて会社としてはどちらの方向に舵をとるべきなのか

常に考えながら会社の舵をとっています。

時代にあわせて何が残り続け何が消えていくのか

10年後になくなる職業

どんな職業がなくなるのかで、オックスフォードの研究でも上がっているものを一部列挙してみます。
データ入力係、電話営業、運送業者/運転手、ホテル・カフェ等のフロント、レンタル店・コンビニ等の店員

他にも多数あがっていますが、テクノロジーにとってかわられようとしているものはやはり時代とともに消えていくようです。

データ入力=RPAによる業務自動化
電話営業=SNS、Webでの営業販促
運送業/運転手=ドローン、自動運転
ホテル・カフェ等のフロント、レンタル店・コンビニ等の店員=自動精算のシステム、受付ロボット

AIやロボットにとってかわられるという意味では野村総研でも研究していて、関連記事も以前書いています。

逆に今の技術ではとってかわることができないものとは何なのか。

個人・個性に依存して成果が変わるもの、ようするに個人によって結果がかわるものについては、簡単には代替できないものだと感じています

データ入力は、いかに正確に早く入力するかで入力結果は変わりません。正確さであれば機械化に軍配があがりますね。
ホテル/カフェ等のフロント業もやっていることは、受付・清算です。
もちろん人によって応対が変わり、また来たいと思わせるかどうかの結果は変わったりしますが、本来業務とは別の話です。
なので、逆にそういったサービスを考えたり、付加価値を付ける部分についてはまだまだテクノロジーの及ぶ領域ではないと思います。

テクノロジーの発展によってとってかわられるものは、いずれ消えゆくということは間違いなさそうです。

 

ソフトウェア業界でも将来的に消える可能性がある業務

それでは、IT業界はそれらを支えるソフトウェアの開発をするから、まだまだ消えていかないのでしょうか。

確かにこの先5年、10年は大丈夫なのかも知れませんが、その先本当に大丈夫でしょうか。

たとえば今、もてはやされているプログラミング(いわゆるコーディング、プログラムを書く)という業務。
データに従い、テストするテスターという業務。

これらが今後もずっと残っていくものなのか、正直危惧しています。

なぜなら、開発する対象(要求仕様や基本設計)が明確であればあるほど、これらは誰がやっても同じ成果を得られるからです。
誰がやっても同じ結果が得られるものであれば、近いうちにテクノロジーで自動化されてしまいます

もちろん今は、内容を理解して仕様を補完しながら詳細設計に落としてプログラミングをする人。
仕様をしっかり把握して、テストすべきところをもれなくテストできる人。

そんな人たちはどこでも重宝されますが、いずれ自動化・半自動化が進む中で淘汰されていく可能性は高いと考えています。

実際、テストの自動化、開発の自動化は研究もされているし、実用には現時点ではいまひとつなのでしょうが、すでに片鱗をみせはじめているものが実用化されるのは、意外に早く来るものだというのが最近の実感です。

 

ソフトウェア業界でも残っていくもの

それでは、ソフトウェア業界で、今後も残っていくものは何か。
現代のテクノロジーでは、まだまだカバーできない領域。個々の個性の反映されるものについては次の時代の課題でありまだまだ残り続けるものだと感じています。
人によって結果が異なるもの、個々人の経験やスキルが処理時間だけではなく、結果そのものの質に反映されるものは残り続けると考えています。
それを思い選定したソフトウェア業界の中でも核となる領域。

  • システム企画
  • マネジメント(プロジェクトマネジメント)
  • 教育・指導
  • デザインまで一貫したシステム開発

 

このあたりを狙えば、
個々の強み、個性が力となる、個々の武器を身につけることができる会社は、この業界で世の中にも貢献できるはず。

そう考えました。

自分の会社としては、その考えのもと主軸とする領域を決めています
とはいえ、通常の業務の中では、仕様書に基づくシステム開発も普通にあります。
現状はそういう業務が中心にはなりますが、将来を見据えて、各自が独自の武器を手に入れることを目標にするわけです。
そうすることで、他との差別化もできてきます。

システム企画

システムの企画は、要件よりもさらに個々のスキル・経験、そして何を提案するかという個々の完成にも依存して結果がかわってくるものです
実際、自分はトヨタでの経験も活かしながら、独立後もいくつか企画しては、それを通して受注につなげることができました。

マネジメント

企画だけでは一時的に終わる可能性もあるため、継続的にニーズがある技術にも目を向けておく必要があります。
そこでマネジメント、特にプロジェクトマネジメントは主要な業務に位置づけています。
プロジェクトは成功か失敗だから、個性は関係ないのでは?
そう思われるかも知れませんが、実態は違います。
プロジェクトこそ、個性で引っ張るもので、人によって、違うやり方でゴールに向い、違う結果を出していると思っています

特に大規模プロジェクト程、偉大なPMほどその傾向があって面白いです。
関連記事も書いていますので、興味のあるかたは是非ご覧になってください。
個性こそがプロジェクトを成功に導くものだと実感しています。

関連記事
PMスキル
プロマネは個性を磨け【実在する大規模プロジェクトのマネージャー像】

プロジェクトマネージャーになるのに必要な資質は何か? 実際のプロジェクトマネージャーは、それぞれみな違う個性を持っています。 そ ...

続きを見る

 

教育・指導

教育こそ誰が指導者かで人材がどう開花するかにかかわってくると思っています
単なる技術的な要素だけではない、教育対象をどのようにとらえているか、それをどう表現するかで受け取る側の吸収率もかわってくるし、何よりも指導となると人としての在り方もかかわってくる。

自分は講師としてはいかに伝えるかをいつも考えて講義をしています。
その中では、単に技術的な内容を伝えるだけではなく、教えられる側の成長とともに、講師もともに成長していくことを目指しています。

デザインまで一貫したシステム開発

システム開発だけだと独自性もないということで、デザインも取り入れています。
単にHTMLやホームページをデザインできるというだけではなく、ロゴや各種キャラクター等、デザインの基本的な技術も踏まえたうえで更に個性を活かした提案が行えるように考えています

システム開発へのデザイン適用はまだまだ開拓余地があり、実際にこの分野ではトヨタ自動車のマネージャからも担当が名指しで仕事をもらえるまでになりつつあります。

 

その人じゃないとできないこと。他の人には頼めないこと

各自が得意とする武器を装備することで、業界への貢献ももちろん、将来への階段も見えてくるものだと考えて人の成長を狙った経営を、シンプルワンソフトとしては心がけています

シンプルワンソフトの業務領域は、こう考えて今主軸をすえているのです。

時代を見て修正はしていくかもしれませんが、ソフトウェアでのわくわくを忘れずに社会貢献したい。

その思いを形にかえていきたいと考えています。

 

一緒に働く人材を募集しています

シンプルワンソフトでは現在、共に働く仲間を募集中です!

拡大のための拠点を近鉄四日市の駅前に構えました。
新宿につづきバスタプロジェクトも進む四日市はこれからも注目の都市です。
事業も軌道にのっており、シンプルワンソフトでは今、一緒に働く人材を強く求めています!

成長意欲の旺盛な方、コミュニケーションスキルの高い方を歓迎いたします。

・上流工程まで携わってみたい
大企業相手の案件が多く、お客様と調整しながらプロジェクトをすすめる仕事
要件検討の仕事の機会も多々あります。

・プロジェクトリーダー/マネージャとしてプロジェクトを推進したい
プロジェクトを引っ張れる人材はエンジニアとして階段を上るのに必要な力だと考えています。
リーダがなかなかいない今、自らチームを先導できる方を求めています。

経験者は優遇しますが、現在スキルがなくとも学ぶ環境があります。

現在、自分は現役で大規模プロジェクトを取りまわしているので、その経験のフィードバックができます。
また、上流工程やプロマネの社外講師もしています。
業務についた折には、他では語っていない特別な内容も含め、長年のノウハウを凝縮してお伝えします。

下記ページより、エントリーが可能です。
ご連絡お待ちしております。

採用サイトはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

-人工知能, 仕事, 起業物語

Copyright© SIMPLEONESOFT (BLOG) , 2024 All Rights Reserved.