4月になり期待に胸をふくらませて新社会人になった方に、僕が自分の経験から、これは新社会人のころに非常に役立ったというものを中心に今回は記事にしてみました。
いつの時代でも、普遍的なことはあると思います。
是非、目を通してみてください。
新入社員へのアドバイス(この取り組みで差をつける)
社会人になってやってみて、この考えは役立った、こうしておいた方がいい、とはっきり自信を持って言えることが5つあります。
2文字の漢字で表現できるので記載します。
同期、英語、全行、打鍵、読書
それぞれ説明します。
1)同期
僕は最初サラリーマンになって、その後転職を2回ほどして最終的には独立しています。
その中で特に感じたものが、会社の同期、同時に入社した社員についてです。
最初の転職のときに特に強く感じました。失ってわかるものもあります。
「同期は、新入社員で最初にはいった会社のメンバーだけです」
だから、
「同期は大切に!」
ということを言っていたのですが。これはあれから数十年経過したいまでも変わらず思っていることです。
仕事で困ったときには、同期がいれば助けてくれることもあります。
同年代なので、話題もあうだろうし、時には仕事の悩みも聞いてくれるかもしれません。
お互いに切磋琢磨することで、成長につながるかもしれません。
いい意味でのライバル関係ができているとしたら、それはプラスになります。
何年か経過すると、別の部署と一緒に仕事をするとか、連携して対応するなどという話が出てくるかもしれず、そんな時に同期がその部署にいたら、話もはやくなります。
会社は仕事ができるできないが基本のベースになるのですが、同期というのは、そこを超えたひとつのつながりがあるのは、日本人だからかもしれません。
今の時代にあっているのかは、わかりませんが、僕は同期は大切だと思っていて、実際に独立して会社を興すときにも、最初の会社の何人かの同期に会いに行って報告しました。
ちょっと元気をもらって、ありがたかったです。
繰り返しますが、同期のメンバーは最初の会社にしかいません。同期は大切にしましょう。
2)英語
学校で勉強したことって、IT関係にはいってからは、特に意識して使うことはなかったのですが、英語だけは役に立ったと感じています。
それは、英語でコミュニケーションをとる場合だけではなく、情報を仕入れるのも特にITだからかもしれませんが、最新の情報は英語で記されていることが多く、英語力は必要なことを痛感しました。
実際に海外や英語で業務をした回数は数回だけなのですが、それでも英語ができるとやれる範囲が広がります。
自分はたいして英語ができなかったため、社会人になってからTOEIC等を目標に苦労しました。
それでも、契約などを一人でやりきるのは厳しいレベルにしか上達しませんでした。
年齢はいいわけにはできませんが、語学についてはやはり若いうちが学習が容易だという科学的な研究もあるようです。
英語力は磨いておいて損はありませんよ。
3)残業
ここでひとつ、問題を出します。
あなたが、新入社員教育も終わり、実際に仕事をする部署に配属されたばかりの新入社員だとします。
上司から、やさしく、こう言われました。
「しばらく残業しなくてもいいよ」
やさしくは言われましたが、先輩からの指示です。残業はできません。
さて、先輩上司が残業するなと言った理由は何でしょうか?
これは、僕が自分より5つ年上の職場先輩から実際に言われた言葉でした。
僕は、その意図がまるでわからず、しばらくして先輩社員になぜだと思う?と尋ねられた時も、とんちんかんな答えをしてしまいました。
理由はいくつか考えられますが、さてわかりますか?
就職したのはIT業界。いまでこと働き方改革やら、ちょっと厳しいとブラック企業だとか言われてしまうので、連日遅くまで残業するのは減ってきているとは推測されますが、僕が就職した時代はそうではありませんでした。
大手IT企業などは、不夜城といわれているところも多かった時代です。
まあ、そこまでいかなくとも、一部の残業ゼロを売りにしている会社とかを除けば、今でも仕事をかかえる優秀な先輩社員は毎日残業してることも多いと思います。
「新入社員の今しか残業せずに帰れないから、今のうちに早く帰ってやりたいことやっておこう(ようするに遊んどけ)ってことですか?」
僕は大バカ者でこんな風に答えてましたが、もちろん、そんな理由ではありません。
早く帰宅して、空いた時間を自己啓発で勉強、という意味で答えたならまだいいのかもしれませんが、先輩の意図していた答えはそういうものではありませんでした。
また、少しコスト意識があったり、変に気の回る同期のメンバーは違う考えを示していました。
僕が新入社員の前で心得的なことのプレゼンをして、この話をしたときに一番多い答えもこれでした。
「新入社員はまだまだ戦力にはなっていないから、残業代は出せないので定時で帰るようにということですよね!」
長年会社にいると、部署的に費用が厳しいなどの話で現実的にこのような話がでてるのを目にしたことはあります。
ただし、そのような場合だと特に新入社員に関してだけの話ではないことが多いし、もちろん僕の指導先輩が僕に残業はしないようにと伝えた意図とは異なります。
指導先輩なので、僕を指導してくれていた上司にあたる先輩社員も、ちゃんと指導の意図をもってこう、教えてくれました。
「自分たちがあなた方に指示をするときは、あなたたちのパフォーマンスを考慮して、定時内でやれるだけの仕事を与えています。
残業してこなすような量の仕事は最初から与えたりしていないです。
それを残業してまでやるというのは、想定されている・期待されている時間内で仕事が終わらないということだよ。
だから、残業をするのではなく、むしろ早く与えられた仕事はさっさと、予定よりも早く終わらせてしまうのが大切です。
早く終わらせたら、報告して次の仕事をもらってもいいし、自己学習時間にあててもいい。
仕事をこなせばそれだけできるようになるし、勉強して知識が増えれば、やはり生産性もあがると思う。
残業をするのではなく、時間内に仕事をきっちり終わらす。早く終わった分は、さらなる成長に時間を使う。
それが残業するなという意味だからね」
最大限のパフォーマンスで、いつもプラスアルファを心がける。
自分自身その後の長い会社生活の中でそう行動できた時もあれば、できない時期もありました。
でも、このことを1年目に学べたことは大きかったと思っています。
4)打鍵(タッチタイピング)
手、指をホームポジションにおいて、キーボードを見ないでもタイピングができるスキルです。
近年、会社にはいってくる新入社員は、普通にできる人が多いから学校でならうのかもしれませんが、これができるできないでは雲泥の差があります。
僕が入社したころは、会社ではそもそも、必ずしもPCが1人1台でもなかったし、意識してタッチタイピングを練習しないとどこでも学ぶことはできませんでした。
今は常識となったスキルなのかもしれませんが、必須のスキルなので未収得の方は習得をお勧めします。
5)読書
読書と書いていますが、社会人になっても勉強を続ける、ということが大切です。
先ほど登場した僕の指導先輩だった人は、月に10万程を書籍代についやして勉強していると言っていました。
僕より5つ上なだけだったので、社会人6年目で10万を書籍代というのも大変なのだとおもいますが、やはりそれだけ自己投資をしていると、しばらくして起業しました。
その会社は、その後25年以上会社が続いています。10年以上存続する会社は、数パーセントとも言われてますので、やはり勉強している人は違いますね。
読書に限りません、時代の流れも速くなって、インターネットもあり、いまは様々な挑戦ができる恵まれた時代になっていると思います。
本を読む、ネットで調べる、そしてやってみる。
挑戦する気持ちは忘れないようにしていきたいです。
まとめ
ここにあげた5つの項目は、いまでも役に立つ考え方だと思います。
不安もあるとは思いますが、失敗をおそれずに、最初の1年はチャンスとおもって前に進みつづければ、きっと人より一歩前にでることができます。
今回はここまでにします。
新入社員になって気をつけるべき基本的な内容は別記事で書いてますので、興味のある方はこちらもご覧ください。